ホテルを9時に出発し、10時に成都の空港に到着しました。小雨が降っていました。
北京行CA1406便は定時の12:00に出発しました。
珉山山脈の雪宝頂などが雲から顔を出していないかと期待しましたが、駄目でした。
飛行機は来る時と同様、西安上空を経て、北京に向います。2時間半のフライトです。
離陸後1時間、機内食が出ました。昼食です。四川では飲めなかったワインをいただきました。
北京の近くにきて、雲が切れてきました。
14:40 北京空港着 ほぼ定時です。
乗って来た飛行機です。タラップを使って降り、バスで移動です。
まず帰国便を確認しました。17:25 CA183 東京羽田 E51ゲート 遅れてもいないようです。
シャトルトレインで第3ターミナルに移動します。
出国手続きを済ませました。まだ2時間半あります。きれいな噴水があることに気がつきました。
中国らしい絵?も飾ってあります。
土産物屋を物色し、孫用の気にいった服を見つけました。
17:40 定刻より15分遅れで、飛行機に乗り込みました。
駐機場を出ましたが、離陸する飛行機が一杯とかで、動いたり、止まったりしてしています。
日は傾き、看板に灯が入りました。隣席に1人で母を訪ねて来日する中国人の13歳の少女がいて、話していたので退屈はしませんでしたが、結局、離陸するまで2時間半、飛行機は誘導路にいました。
20:15 ほぼ3時間遅れで、CA183便は北京を飛び立ちました。
いつもより早く、離陸後30分で機内食が出ました。せめてものつぐないでしょうか。
22:19(日本時間23:19)名古屋の灯りが見えました。
0:18 2時間半遅れて羽田に着陸しました。鞄をとって出てくると零時半をまわっていました。
時刻が問題で、零時半を過ぎるとタクシー以外の交通機関がないということです。飛行機会社から5,000円のタクシー券が出るとか言っていましたが、駄目になりました。ホテルの手配をと、添乗員さんが言っていましたが、当初よりタクシーで帰ろうと思っていましたので、皆さんには申し訳ありませんが、タクシーで帰らせてもらいました。遠い人はどうなったのでしょう。後日、旅行社より燃料サーチャージが安くなったので、6,040円返還しますと言ってきたのはこれと関連するのでしょうか。
今回の旅行は初めから最後まで、飛行機の遅れに悩まされました。阪急トラピックスのタイトな日程で、遅延しても予定通り旅程を進めると、益々ハードなものになります。今回、パスポートを無くされたり、骨を折られたり、沢山の方がお腹の調子が悪くなられたのは、その必然の結果のような気がいたします。
一緒に旅行した皆さんお疲れ様でした。このブログを見た方は是非コメントください。いろいろなトラブルに見舞われた添乗員さん、御苦労さまでした。今度はもっと楽な旅に添乗できるように祈っています。
四川
テレビで四川省大雨の特集をやっていました。橋が流されたり、洪水が起きたりしているようです。
11時 ホテルを出発しました。今日の予定は、武候祠とパンダの見学と川劇の鑑賞です。
電動バイクが沢山走っています。雨の多い成都らしく、特殊な傘を付けたものもあります。
今日のお昼は日本食でした。成都の居酒屋で昼食です。
疲労が蓄積し、あまり食欲がありません。腹の具合が悪い人が何人もいることが分りました。
武候祠の入口です。武候とは諸葛孔明のことだそうです。成都は蜀の都だったのです。
漢照烈廟です。劉備玄徳、関羽、張飛など蜀漢のお歴々が祀られています。三国志の世界です。
蜀漢を興した劉備玄徳(諡号は照烈帝)の像です。ふくよかなお顔をしておられます。
武候祠です。諸葛孔明が祀られています。
諸葛孔明像です。これもふくよかな顔立ちで、今までのやせたイメージとは少し異なっています。
竹林と赤い土塀に囲まれた道を通って行くと、
劉備玄徳のお墓、恵陵があります。高さ12m、直径60mの円形墳墓です。未発掘だそうです。
次に成都大熊猫繁育研究基地に行きました。パンダの動物園みたいな所です。
6頭から始め、83頭まで増やしたのだそうです。初めにパンダの幼稚園に行きました。
お母さんパンダは、寝ていて動きませんが、
子供たちは木に登ったり、
じゃれあったりしていました。
今度は5歳位の子供です。歩きまわったり、
笹を食べたりしていました。
十数頭のパンダを見ることができましたが、子供は活発に動きまわり、大人は皆寝ていました。
ヒスイの店に行きました。余りに色のきれいなのは偽物とか。記念に指輪を買いました。
夜は本物の四川料理をいただきました。元祖 陳麻婆のお店です。
辛いことは辛かったですが、食べられないほど辛くはありませんでした。素を買ってきました。
四川省川劇院に川劇を観に行きました。川劇は一瞬で面を変える変臉(へんれん)で有名です。
初めから川劇かと思ったら、初めは普通の劇でした。
いろんな芸が披露されました。
手を使った影絵です。
あやつり人形がでてきました。上手に舞い踊ります。
お笑いの寸劇もあります。
雑技です。両手両足で4つの笠を回したり、足で大きな壺を回したり、机を回したりしました。
華麗な舞です。
二胡の演奏も行われました。
ここでやっと川劇が始まりました。
筋も何も分りませんせんが、
面がどんどん変わっていくことが芸のようです。
あやつり人形も変臉します。
素顔を見せて、また変臉
フィナーレです。
これで全観光を終え、明日帰るばかりとなりました。残った元をホテルの売店で使いきりました。
川を遡り、分水嶺を越えて、岷江の源流を下ります。
甲潘古城、住民は、夏は草原に行っていて不在だそうです。
チベット族の村が点在しています。
パオ風のテントも見えました。
3000mの高地でも、野菜などの栽培が行われています。
この辺りの拠点 川主寺に近付き、立派なお寺なども見えてきました。
川主寺で宝石店に寄りました。天珠が売り物です。記念にストラップを買いました。
黄龍へは4007mの峠を超えて入ります。高山病対策の酸素缶と水が配られました。
4007mの峠 雪山梁です。霧で、珉山山脈 雪宝頂(5588m)どころか、何も見えませんでした。
峠を越えると、野山にヒツジやヤクが見られました。
黄龍 華龍山荘での昼食です。高山病対策のため、腹6分目と言われ、料理が余っています。
13:20 黄龍のロープウェー乗り場に着きました。到頭 雨につかまってしまいました。
凄い頻度でゴンドラが出ています。標高2900mから3473mまで、一気に登らせてくれます。
ロープウェー降り場で解散し、各自散策し、5時半までに華龍山荘まで戻ってくることになりました。
霧がかかった森の中を、五彩池に向って下って行きます。雨が強くなり、傘を出しました。
霧の中、下の池が見える所もありました。霞んでいます。
結構、色んな花が咲いています。
五彩池から下る道との交差点を過ぎ、14:30 黄龍古寺が見えてきました。もう五彩池です。
歩く時間が表示されている時間より早いことが分ったので、これからはゆっくり歩くくことにしました。
黄龍で一番高い所にある五彩池(3523m)です。東側の高い展望台からの遠望です。
きれいな部分をアップしてみました。雨で少し霞んでいますが、中々見事です。
五彩池に咲いていた赤い花です。ここには青、黄、紫、色んな花が咲いていました。
五彩池の畔に建つ、明の時代に創建された黄龍古寺です。御本尊の仙人を拝んできました。
鳥がいました。キジバトみたいですが、よく分りません。愛をささやきあっていました。
黄龍中寺、やはり明代の創建のようです。マニ車が特徴的です。これから黄龍を下って行きます。
争艶彩池(3400m)です。黄龍渓谷第二といわれる極彩色の池々が並んでいます。
娑羅映彩池(3415m)、5月には湖畔のツツジが満開となり、池に照り映えるそうです。
明鏡到影池(3400m)、池の水面がきれいで、鏡のように、雲や山や林を映し出します。
盆景池(3320m)、池、岸、草木が天然の盆景を作っています。
金沙鋪地、1300mにおよぶ傾斜した浅瀬、黄土(金)色の石灰沈着物で覆われています。
酸素小屋です。高山病にかかった人が酸素を吸える所のようです。
蓮台飛瀑(3260m)、落差45m、黄金色の蓮台に龍の爪、水が銀色のしぶきをあげて落ちています。
この辺まできたら、雨が止みました。レンズ拭きをしなくてよくなり、写真が撮り易くなりました。
飛瀑流輝(3245m)、幅68m、落差14m、流れ落ちた水が輝いています。
迎賓彩池(3230m)、歩いて登ってくると初めに目にする池々です。
16:45 歩行3時間でゲートに辿り着きました。特に急ぎませんでしたが、全体で2番目の到着でした。
高山病は現れず、用済みとなった酸素缶を使ってみました。特に効果は認められませんでした。
また4000mの峠を越えて行きます。18:40 文字通り、山野の中のレストランで夕食をとりました。
19:30 九寨・黄龍空港に到着しました。飛行機は遅れているでしょうか。
意外にも飛行機は定刻の21:00に成都に向け、飛び立ちました。今回の旅行で初めてのことです。
22:00 成都着 成都は土砂降りの雨で、バスまでの数百mを歩き、ずぶ濡れになってしまいました。
出発が9時なので、朝食後、昨日できなかった散歩をしました。ホテルの玄関です。
建物全景です。何か、ラサのポタラ宮を連想させます。
ホテルを出て、右に行くとスーパーがあると聞いていたので、行ってみました。
果物、お茶、お酒、色んなものを売っていました。ヤクのビーフジャーキーもありました。
ヤクの角を扱っている店もありました。頭蓋骨は飾り物にするのでしょうか。
ブドウ、桃、リンゴ、ナシ、スイカ、ライチなどを売っていました。開いてない店も多かったです。
9時に出発し、9:30に九寨溝に入場しました。今日はかなり人が出ています。
今日はランダムに見て回りましたが、左側から始め、右奥から下りてくる順番で紹介します。
左奥の長海(3101m)です。一番高い所にある湖で、長さが5kmもあるそうです。
長海からの眺めです。この山は4000mを超えているでしょう。石灰岩の山です。
少し下がって五彩池(2995m)です。鮮やかなエメラルドグリーンです。海は湖、池は池です。
五彩池のまわりには、赤い白樺=赤樺が群生しています。
左右の谷の合流地点 諾日朗には、楼閣や土産物屋などがあります。
環境を守るために、食堂はオフィシャルな諾日朗餐庁にまとめられたそうです。
2、3階がA食堂で60元(千円)の中華バイキングです。ちなみにB食堂は138元の韓国料理です。
60元の昼食です。美味しく食べられました。缶ビールは15元で、おいしくいただきました。
今度は右の一番高い所、原始林(3060m)です。特に原始ということはありませんでした。
二つ湖をとばして、箭竹海(2618m)です。湖畔に箭竹(ヤダケ)の群落があるからだそうです。
熊猫(パンダ)海(2592m)、きれいな湖です。昔パンダが見られたとか、今はいません。
パンダ海の湖面に映る木の影と魚たちです。絵になります。
高台から見た五花海(2472m)です。ここからの眺めは孔雀に譬えられているそうです。
五花海は、九寨溝の中で最も人気のある湖の一つで、大勢の人が押し寄せていました。
澄みきった青い水と白い湖底、
山々との調和、五花海の絶景をご覧ください。
美女もチベット服を着て、御満悦です。
五花海から流れでた水は珍珠灘を下り、
珍珠灘瀑布(2433m)となります。珍珠とは真珠のことです。
珍珠灘瀑布では、沢山のタルチョーが風にそよいでいました。
鏡海(2390m)ミラーレイク 風があると見ることができないそうです。
諾日朗瀑布(2375m)です。九寨溝の中で、幅が最大の滝だそうです。
昨日見た老虎海(2298m)を反対側から眺めます。色も景色もまるで違います。
樹正瀑布(2295m)です。
公主海です。湖の色はこちらからの方がきれいなようです。
樹正磨房、水上に設けられた磨房(製粉場)です。
水車により石のひき臼を回転させ、はだか麦や小麦などを製粉します。
もちろん、マニ車も回します。
樹正磨房から上にあがると、樹正寨(チベット族の村)でした。
これで7時間半におよぶ九寨溝観光を終え、ホテルに戻りました。
今夜の夕食はホテルのバイキングでした。寿司があり、どんなものか食べてみました。
2日間の九寨溝観光が終り、明日は黄龍です。曇天ですが、まだ傘は使っていません。
一夜明けたシェラトン九寨溝リゾートです。
高山病対策で出発が遅いので、散歩する予定でしたが、雨のため中止。NHKを見て過ごしました。
11時 昼食を食べに行きました。雨は上がっていました。
レストランの入口にはラサのポタラ宮の絵が掲げられていて、名前の表記もチベット風です。
料理は郷土料理ということでしたが、内容は今までとさして変わりませんでした。
ウエイトレスです。チベット族かどうかはわかりません。
12時半 九寨溝観光に出発 川の水が雪解け水の色をしています。
世界遺産 九寨溝のゲートです。午後から観光する人は少なく、がらがらです。
今日は、二つの谷の合流地点から下の部分、下図のYの字の下の部分の渓谷を歩きます。
13:10 シャトルバスを犀牛海駅で降りて、ハイキング開始です。
川を挟んでバス道と反対側の遊歩道を歩きます。
犀牛海(標高2315m)です。ちらっと見ただけで、先を急ぎました。
犀牛海の下にある老虎海(2298m)です。
石灰分を含んだ水は、何とも言えない、きれいな色をしています。
水は小さな滝を作りながら、木々の間を流れ下っていきます。
流れ下った水は樹正群海となりました。遠くにに樹正寨(チベット族の村)が見えます。
色を含めた自然の造形美です。
きれいなのは水ばかりではありません。渓谷には可憐な花が咲き、
青々とした深い森も広がっています。
水には硫酸銅が含まれているそうですが、魚もいました。
樹正寨(チベット族の村)が見えます。九寨溝とは9つの村のある谷という意味だそうです。
臥龍海(2215m)です。沈んだ倒木に石灰分が沈着して、それを龍が横たわっているとしました。
双龍海(2187m)、湖底に炭酸カルシウムが沈殿して白色の帯を作り、それを龍と見立てました。
双龍海を過ぎた所で、先が土砂崩れで通行止めのため、橋を渡り、バス道に戻りました。
蘆葦海(2140m) 土砂くずれで底が浅くなり、葦が茂っています。
盆景灘(2140m)盆栽のようだということです。ここでシャトルバスに乗り、ゲートに戻りました。
16:10 3時間の九寨溝ハイキングを終え、ホテルに戻りました。
今日はホテルで夕食後、チベット民族ショー「蔵謎」を見にいきます。
チベットに伝わる民話を基に、ヤン・リーピンが制作した「蔵謎」を観にいきました。
大きなマニ車が回り、読経の声が流れる中、法螺貝が鳴り響き、ステージが始まりました。
多くの人々と共に、老婆とヤギは五体投地しながら、ラサへの巡礼の旅に出ます。
大きな力(眼光)に導かれ、進みます。
男子の六弦琴の演奏と舞踏です。迫力があります。
女子の長袖舞です。優雅です。
男女の舞です。コミカルです。
ゲルでチベット音楽が奏でられます。
打阿カツ(Mortar Song)勤労奉仕、ポタラ宮殿修復の歌、土を突固める棒を打ち鳴らします。
夏拉舞(Black Hat)
衣装祭(Costume Festival) チベットでは服装を競う祭があるらしい
蓮華度母(Lotus Tara) 美しく舞い踊る 菩薩
ヤクの舞(Yaku Dance)
吹雪に遭い、老婆は着ているものをヤギにかぶせ、自分は寒さで死んでしまいます。
最後の審判を受け
老婆は、生前の善行により、天国に召されます。
輪廻転生、老婆は少女に生まれ変わり、ヤギを連れて、また巡礼の旅にでます。
フィナーレです。
観た時は、新しく作られたショーという感じでした。帰ってから、色々調べて再評価しました。
華生酒店の姿です。蒸し暑い!7/7(日) 日が良いのか、結婚式の看板が揚がっています。
部屋は8階でした。部屋からの眺めです。
昨晩はぐっすり眠り、7時に朝食を済ませました。
午前8時 楽山に向け出発です。楽山大仏は峨眉山と共に、世界遺産になっています。
8:45 楽山到着 初めに船から大仏を眺める予定でしたが、濃霧のため遊覧船は欠航
楽山大仏への入口です。世界遺産に入るにはパスポートと入場券が必要です。
階段を登り、大仏さんのお顔を見にいきます。
途中、郭沫若の像がありました。楽山の出身だそうです。13層38mの霊宝塔が見えました。
丘の上には凌雲寺があり、大雄宝殿、弥勒殿などがあります。
弥勒殿の仏様です。どうやらこの辺では弥勒菩薩は布袋さまのような姿をしているようです。
有名な、浮玉亭からの岷江の眺め、今日は煙っています。遊覧船は出るのか心配です。
唐代の713年、大仏建造を始めたという海通の像と居住した洞穴です。
楽山大仏の頭部です。頭高14.7m、鼻の長さ 5.6m、口の長さ 3.3m、耳の長さ 7.0mだそうです。
大仏の足元に降りる道は人で一杯です。我々はそちらには行かず、
大雄宝殿の中を通り、
下に向かいました。
遊覧船が動きだしたようです。
11時 桟橋に向い、遊覧船を待ちます。川べりは蒸し暑さが和らぎます。
川から見る楽山大仏です。高さ71m 世界最大の磨崖仏です。逆光でした。
凌雲山が形造る涅槃像を見て帰港しました。
靄ってはいましたが、雨は降らず、川からも大仏を見ることができ、幸運でした。
花嫁さんがいました。看板に偽りなしで、よかった、よかった。
昼食は楽山料理です。名物の豆腐料理を2種類いただきました。ビールは雪花です。
12:50 高速道路で成都に戻ります。
野を超え、丘を越え、約150kmのドライブです。
豚も高速道路で運ばれています。
成都に戻りました。ラテックス寝具店で、マットレスや枕の説明、販売が行われました。
これから乗る九寨溝行の飛行機は遅れるということで、成都で夕飯を食べてしまうことになりました。
16:10 お腹はあまり空いていませんが、食べなければなりません。ここの雪花は純生でした。
九寨溝行の飛行機は案の定遅れており、弁当と水が支給されました。
19:35、50分遅れでCA4485は成都を九寨溝に向けて飛び立ちました。約1時間の飛行です。
途中、右窓に山影を認めました。雪宝頂(5588m)でしょうか。
九寨黄龍空港は標高3448mの高地にありますが、誰も高山病には罹りませんでした。
バスで2時間かけて1500m下り、22:50 九寨溝シェラトンホテルに到着しました。
飛行機は少し遅れましたが、今度は何とか午前様にならずに済みました。長い1日でした。
予定を30分だけ遅らせて8:30の出発です。今日は標高3077mの峨眉山金頂に登ります。
高速道路で165km離れた峨眉山に向かいました。約3時間休息が取れます。
走ること1時間、田園風景が広がってきました。蓮やブドウも栽培しています。
この辺りは太極拳が盛んな長寿の村だそうで、太極拳の形が家の壁を飾っています。
午前10時、眉山サービスエリアでトイレ休憩をしました。半分来ました。
11:40 峨眉山バスセンターに到着、ここから小型バスに乗り換えて、山頂に向かいます。
峨眉山は中国三大霊山の一つで、普賢菩薩の霊場です。楽山大仏と共に世界遺産となっています。
バスで雷洞坪(2430m)まで登り、接引殿(2540m)まで歩き、ロープウェーで金頂に至ります。
バスはつづら折れの山道をぐんぐん上がって行きます。約2時間の乗車です。
少し渋滞もありましたが、14時に雷洞坪に到着、涼しいです。下は夏、上は冬だそうです。
ここからロープウェー駅までは標高差110m、600段の階段を上ります。
参道にはみやげ物屋並んでいます。山で取れるキノコの類でしょうか。
杖やパンダの帽子、そして猿が有名なようで、猿のぬいぐるみも売っています。
いました猿が、本当に。何か食べていました。
お金を払えば駕籠に乗ることもできます。ただし、あまり楽そうではありません。
14:40 接引殿(2540m)に到着
15時 ロープウェーに乗車、霧が深くなってきました。
ところが、上に登るにつれ、青空が見えてきました。雲の上に出たのです。
標高約3000m、頂上は快晴でした。まず「美食林」で昼食です。
3時過ぎの遅い昼食です。お腹がすいていたせいか、今回の旅行で一番口に合いました。
2、3時間の睡眠で、ここまでやって来ましたが、山頂の快晴で眠さも疲れも吹っ飛びました。
この普賢菩薩は六牙白象に乗り、八方・上下の十方向に顔を向け、十大誓願を表しています。
同じく金頂に立つ華蔵寺の金殿(奥、光を浴びて輝いています)と大雄宝殿(銅殿、手前)です。
大雄宝殿(銅殿)には三体の仏様が祀られています。
金色に輝く金殿です。金頂(3077m)の一番高い所にあります。
峨眉山は雲海でも有名です。運よく雲海も見ることができました。下界は曇の下です。
峨眉山の最高峰 万仏頂(3099m)が見えました。素晴らしい眺めです。
臥雲庵 銀殿です。これは古いもののようです。金頂には、金、銀、銅の三殿があります。
金頂滞在40分、16時半にロープウェーに乗り、峨眉山を後にしました。
また徒歩と小型バスで麓に降り、報国寺に向いました。今年初めての蝉しぐれを聞きました。
18:45 峨眉山最大の仏教寺院 報国寺です。
山門をくぐると、弥勒殿です。布袋さまのような仏様が祀られています。
食事を告げる木魚です。入口の方に口を向けていれば、修行僧の宿泊OKの印だそうです。
普賢殿では、夕方のお勤めのお経があげられていました。
門前で売っていた果物、スモモ、モモ、ブドウ、ナシ、…
我眉山市の夕方の様子。食べ物のお店が外にテーブルを出していて、賑わっています。
19:45 定刻に宿泊する華生酒店に到着、一安心
夕食はホテルでの郷土料理でした。出始めの写真です。ビールは今回ずーと「雪花」でした。
今日は風呂に入り、疲れを癒そうと思ったら、バスタブがついていませんでした。がっかりです。
羽田空港国際線ターミナルからの出発です。まず北京に行き、乗り換えて成都へと向います。
搭乗予定の13:55発CA182便北京行は、チェックインする時に、既に2時間遅れていました。
遅れのため1,000円の食事券が出たので、中国では食べないであろう ピザとワインをいただきました。
時間を持て余し、クレジットカードで入れるラウンジを発見し、昼寝をした後、ビールをいただきました。
いつの間にか更に1時間遅れ、3時間の遅れです。乗継便は2時間後の便に変更してありますが…
16:20 やっと飛行機が現れました。この到着時間で17:50に搭乗できるのは日本の凄さでしょう。
小雨の降る天気でしたが、羽田を飛び立つと、雲上に富士山が現れました。旅の好天を予感しました。
離陸後1時間 18時に機内食がでました。どういうわけか もみじ饅頭がついています。
ソウル、大連の上空を経由し、北京に向かいました。
飛行は順調で19:40(日本時間20:40)に北京に到着しました。
入国を済ませ、成都行の乗り場に行くと、出発は24時ということでベンチで寝て待つことにしました。
23時頃、何時になるか分らないということで、ホテルで待機することになりました。
仮眠2時間、2時に起床し、寝ぼけまなこで、3:00に成都行のCA4418に乗り込みました。
成都までは、西安上空を通り、約3時間の飛行です。
4時半頃、軽食がでました。アルコール類はありませんでした。
5:20頃、機上で7月6日の日の出を迎えました。
成都に向かったことで満足しなければならず、日付が変わっても、ホテルには入れませんでした。
Kazu