日々是好日

2006年にJICAのシニアボランティアとしてのパラグアイでの生活を「パラグアイ便り」として書き始めました。帰国後の2009年「日々是好日」にタイトルを変更して生活の様子を綴っています。ブログ内の記事検索は左上の「記事検索」を利用して下さい。言葉を入れれば、該当する記事が出てきます。右側のカテゴリー別アーカイブもご利用下さい。

2007年03月

新SV着任

パラグアイに来て6ヶ月になろうとしています。
JICAの新しいシニアボランティア6名が着任しました。
昨日は親和会について説明し、入会をお願いしました。
今日は、バスの試乗会と市内見学を予定していたのですが、スコールが何度も降り、中止にせざるを得ませんでした。
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御夫婦で来られたり、奥様が直ぐに来られる方もいて、家探しに力が入っています。

ボラッチョ Borracho

ボラッチョの花が咲いています。先日ブエノスアイレスで咲いているのを見た花です。(1/26参照)
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ボラッチョは飲べえ、酔っ払いという意味で、木の根元が膨らんでいるからボラッチョというそうです。木の根元が膨らんでいるというと、ウンブーがそうでした。(1/15参照)ウンブーとボラッチョが同じものかどうかは調査中です。

健康診断

JICAのシニア海外ボランティアでは派遣期間2年の間に2度健康診断を受けることになっています。現地と日本と1回ずつです。
今日現地での健康診断に行ってきました。病院は住んでいるホテル内山田から徒歩5分のアドベンティスタ病院です。
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検査内容は身長、体重、レントゲン、心電図、血液検査などで、胃カメラを除き、日本と同じですが、(日系人)医師に診てもらい、その処方箋により、検査が行われます。
病院は日本と同じく混んでいます。システムとして異なるのは完全先払い方式であることです。会計を済ませなければ診てもらうこともできません。診てもらっても、また次の金を払わなければ検査を受けられません。救急医療の場合でも同じだと聞きました。患者にとっては恐ろしいシステムです。
血液検査などは、処方箋を持って、別の検査機関に行って行いました。
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検査費用は全部で約90万グアラニーです。日本円にすると2万円余ですが、物価が安い当地では、一辺に払った額としてはこちらに来て最高でした。
検査の結果が出るのは30日、その後医師の所見が出て、それを日本に送って…と最終結果が出るのは大分先になりそうです。

授業の改善

こちらでの活動テーマをコンクリート授業の改善に定めました。
今日は改善授業第1回目の記念すべき日となりました。
1回目は骨材(砂、砂利)のふるい分け試験の授業の改善です。
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要点を文書で示し、昨日は試験の模範演技をやり、今日はサンチェス先生がぶっつけ本番で授業をやりました。生徒の量り間違いがあり、試験を1回やり直しましたが、まあまあの出来であったと思います。

在外選挙制度

外国に居ても国政選挙に参加できるのだそうです。
今までは衆議院、参議院の比例代表選挙だけだったのですが、今年の6月からは選挙区選出議員選挙にも投票できるようになるようです。
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そのためには、登録が必要で、先日登録申請書をJICA事務所に提出しました。まとめて、大使館に申請してくれるようです。夏の参議院議員選挙には投票できるかもしれません。本当は都知事選挙にも参加したいなあ。

朝焼け Arrebol de la manana

昨日の朝、朝焼けがきれいだったので、思わず写真を撮りました。今日写真をチェックしたら、見たままにうまく撮れていたので紹介します。
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日の出の時刻は再び6時頃になり(秋分の日付近だから当然ですが、サマータイムをやっていたから複雑なのです)、正月頃に比べると随分北から昇ってきます。今が真東なのですね。夏至の頃の日の出との差は約1時間で、サマータイムの時間差と同じです。
今朝もブエノスアイレス行きの一番機が朝焼けの中を飛んで行きました。サンテグジュペリを思い起こします。
日本では朝焼けは天気が悪くなるといいますが、その後2日間雨は降っていません。

ブルクジャ

パラグアイの国花ブルクジャが咲いているというので見に行ってきました。メキシコ通りでエレラ通りとの交差点の近くです。
ところが、つぼみや実があるのに、咲いている花はありませんでした。
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花が咲くのは昼過ぎとのことで、12時頃に行ったのですが、もっと遅いのかもしれません。
前に行った人からいただいた写真です。
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12月に描いたものとは品種がちょっと違うようです。カテゴリの「絵」をクリックして見てください。

連絡会

JICAの連絡会と安全協議会が開催されました。専門家とシニアボランティアがパラグアイ全土から集りました。
連絡会では、着任された新所長の挨拶、大使館書記官のお話、事業の説明の他、専門家の活動成功例が2件報告され、元気付けられました。
会が開催されたホテルです。
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安全協議会では、当地の警察の方も参加されて、パラグアイの治安状況、注意点などの話がありました。油断大敵です。
夜は会費制の懇親パーティーがあり、各地から集った人々が懇談しました。

ピケ

今朝、学校に行くと校門でピケが張られていました。
高校生のバス代を無料にしろという要求だそうです。
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何で学校の前でと思っていたら、生徒達は役所に陳情に行ったとかで、学校は開店休業状態になりました。
パラグアイの高校は結構過激です。

バケツリレー2

土曜日にバケツリレーでコンクリートを打っていた水タンク?の側壁の型枠がはずされていました。中1日での脱型です。最低気温は20℃をきってきましたが、最高気温はまだ30℃程度の当地ならではの早さです。
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バケツリレー

昨日酒屋にビールを買いに行ったら、バケツリレーでコンクリートを打っているのを見ました。
下に据えた小さなダルマ型のミキサでコンクリートを練り、10m位の高さの所のコンクリートをバケツリレーで打設しています。バイブレータは使わず、棒突きで締め固めています。
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大分前から建築工事が行われており、置いてある砂や砂利の量から考えると、かなりの量のコンクリートがこのような人海戦術で施工されるものと思われます。

誕生アサード

同期SVの家でアサード(焼肉パーティー)が催されました。
知らなかったのですが、彼の誕生パーティーだったのです。
彼の学校の先生方が家族同伴で来られ、バースデーケーキも持ってこられました。主役がケーキに入刀です。
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その後、ケーキを分ける段になったら、パラグアイの人は、何と3/15に紹介した、真ん中を丸く残すやり方で切りました。ケーキは比較的小さかったのですが、大きさに関係なく、パラグアイの切り方だったのです。
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ちなみに彼はどうやらへーネス先生と同い年のようです。

学食 Comedor

新学期が始まって売店にアンブルゲサを買いにいってもありません。あのフランス語をしゃべるおじさんもいません。つたないスペイン語で訊いてみると、どうやら事業者が変わったようです。
フローレンシオ先生が食堂のランチが旨くなったから食べに行こうというので一緒にいきました。メニューは二つだけで、牛肉か鶏肉ですが、添え物が、ご飯、スパゲティー、野菜サラダなど、日によって替ります。マンジョーカ(芋)は常についてきます。
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最後にパイナップルのジュースがついて、Gs.5000(125円)です。確かに味も良く、当分はフローレンシオ先生と一緒に学食のお世話になりそうです。

誕生日 Cumpleanos

今日は主任のへーネス先生の53回目の誕生日でした。
3年生の女生徒が立派なバースデイケーキを作ってきました。教官室で切って皆でお祝いしました。
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ケーキはスポンジも3層になっていて味も良く、中々のものでした。切り方が面白かったので紹介します。真ん中を丸く残して切り、外周部を1人分ずつ放射状に切り取っていきます。大きなケーキの切り方として、賢い切り方です。
これで先生方の誕生日を聞いたのは3人目です。みんな結構アピールします。

ラン4

日本に置いてきたシンビジウムに立派な花が咲きました。株分けして、去年新芽が出ていたのを確認していました。十年位前にホームステイしたアメリカ人が置いていったもので、花が咲いたのは2回目です。
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我が部屋のランです。植木鉢に植え替えました。新芽も大分大きくなっています。花が期待できそうです。
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セントロ日系昼食会

昨日でサマータイムが終り、今日から日本との時差は13時間に戻りました。
今日は、アスンシオンから30kmほど離れたイタグアで開かれた、セントロ日系の昼食会に行ってきました。岸厚子前会頭の闘病を支援するチャリティー昼食会です。
セントロ日系とはパラグアイの日系二世を中心とした団体でイタグアの広大な敷地に会館、宿泊施設、グランド、プールなどを保有しています。正門より見た会館です。
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パラグアイの岸さんというと、20~30年前に大学の研究室で岸さんという留学生にお目にかかったことがあります。今回パラグアイに来るときに恩師から、御本人は結婚してブラジルにいるが、一族の方がいる筈だから、探してみたらと言われていました。
在パラグアイ日本商工会議所会頭の田中さんに訊いたら、岸さんは一軒しかないとのことなので、田中さんに連れて行ってもらいました。
ご病気なので、ご家族の方に会えたらと思っていたら、御本人が出ていらっしゃいました。セントロ日系前会頭岸さんとのスナップです。お聞きしたら、私がお会いしたのは妹さんとのことで、よく電話で話しているとのことでした。
ご病気とは思えない感じで、一日も早い回復をお祈りします。
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昼食会はアサードでしたが、肉だけでなく野菜や沢山の食べ物が並びました。約300名が参加されたそうで、戦前に移住された方々から、今学校で日本語を教えている若者まで、また、お医者さんや弁護士さんにも紹介していただき、色々な人々と会うことができました。
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最後には、隣にある日系ベルマーレの試合まで見ることができました。連れて行ってくださった田中さんに御礼申し上げます。

お茶会 La Ceremonia del Te

今日 同期SVが茶道のお点前を披露しました。
セレモニーが行われたパラグアイ-日本センターです。
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お客様にお茶を点てます。
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彼女はここで日本料理とお茶を教えています。先日は現地のテレビでも紹介されました。
今回使用された茶器は、JICAプロジェクトのアレグアの登り窯で焼かれた陶器です。会場には作品が展示されました。中々のものです。
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また、アトラクションとしてパラグアイに帰国中のクサカベ先生御夫妻のアルパが演奏されました。
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情緒豊かなアルパの「川の流れのように」を聞いて、不覚にも目頭が熱くなりました。

ワイン Vino

車を持っている友人と酒屋に行きました。卸し的な酒屋です。
5リッターのワインを見つけ、赤と白を買ってきました。左のビンが普通の750mlのビンですから如何に大きいか分ると思います。
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単に何回も買いに行く手間が省けると思って買ったのですが、チリのSanta Helenaという銘柄で、そんなに悪くないことが分りました。5リッターで約1700円です。今は1リッター150円位のを飲んでいますから倍以上です。
私が安さに挑戦しているのと反対に、友人は高級品に挑戦しており、その日も750mlで、私の買った10リットル分の値段のワインを買い求めていました。

新学期

昨日始業式があり、今日サンチェス先生のコンクリートの授業が始まりました。
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新しい時間割では、始業が7時と15分早くなり、午前の授業の終了は13:15と1時間以上遅くなり、ちょっと困っています。

バス代値下げ

先週の土曜日からバス代が値下げになりました。通貨グアラニーがドルに対して高くなったので、輸入に頼っている燃料の費用が安くなったためだそうです。今までGs.2100(約50円)だったのがGs.2000になりました。
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値下げ額以上に、Gs.100硬貨がいらなくなったことを、客も運転手も喜んでいると思います。バスの乗客は普通あまり使われないGs.100硬貨を確保することを常に意識させられていました。また、ワンマンカーの運転手は、運転をしながら切符の販売をしており、瞬時におつりの計算をして、札と硬貨のおつりを渡さなければなりませんでした(パラグアイ人の計算能力は中々のものです)。
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