ポルトを8時に出発し、朝日のさす野山を越えて、南に116kmのコインブラに向かいます。
9:30モンデゴ川の両岸に広がるコインブラに到着しました。まず、サンタクララ修道院を訪れました。
修道院には、慈悲深い王妃 聖イサベルの棺が安置されています。イサベルの像もありました。
サンタクララ橋の向こうには、1290年に創設されたコインブラ大学が山の上に建っています。
ヨーロッパでも最も古い大学のひとつだそうです。頂上までバスで上り、「鉄の門」をくぐると、
大学の旧校舎、時計塔、図書館などがある広場にでます。黒いマントを羽織った学生も見かけました。
坂を下りてくると、大学の建物の中に、旧大聖堂などもあります。
ふもとのカフェで、おいしいエッグタルトとコーヒーをいただきました。
コインブラを後に85km離れたファティマに行きました。1917年に聖母マリアが出現したという聖地です。
まず、修道院で昼食です。
ビーフでしたが、山盛りの野菜サラダ、テーブルに1本ワインがついていたことがうれしかったです。
この子供たちの前に聖母マリアが現れ、予言などをしたという。ローマ教皇庁が奇跡と認めています。
1928年に建てられたファティマの大聖堂です。奇跡のおきた5月17日には信者で埋まるといいます。
近くの森は苔むす木で覆われていました。
さらに65km離れたナザレに向かいました。ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会です。
旧市街は標高110mの高台にあり、美しいナザレの海岸を一望できます。
絵のように美しい海辺として、夏は大勢の人で賑わうと言います。夕食を食べたレストランです。
夕食はイワシのグリルでした。日本のイワシとはちょっと違うようでしたが、イワシはイワシでした。
口直しにブイヤベースを食べにいきました。エビや貝、ハタが入り、ワイン共々おいしくいただきました。
今日のホテルはマーレ(海)です。
ナザレの海岸を撮っていて、カメラの故障を確信し、妻のカメラに切り替えることにしました。
朝8時、夜明けと共にスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに出発です。約230kmの行程です。
霧が出て、峠では前が見えない程でした。ポルトガルは暖かく、寒い日本に帰るのが嫌になりました。
800kmの道を歩いて来た巡礼が、サンティアゴ大聖堂を遠望し、歓声をあげたという丘に登りました。
歓喜の丘からの大聖堂です。望遠レンズを使いました。肉眼ではかろうじて見える程度です。
お参りする前に昼食です。豚カツでした。有名なケーキ「タルタ・デ・サンティアゴ」もいただきました。
アラメダ公園のフェラドゥーラ遊歩道を歩いて、大聖堂に向かいました。
昔は城壁に囲まれ、7つの門があったそうですが、今はなく、たった1つ残っている巡礼路の門です。
キンターナ広場にある「免罪の門」、門が開くのは聖ヤコブの日が日曜日になる時だけだそうです。
大聖堂Catedralです。9世紀に聖ヤコブの墓が発見され、キリスト教三大聖地のひとつとなりました。
中央に聖ヤコブの像が掲げられた栄光の門(補修中です)
絢爛豪華な中央祭壇です。
オブラドイロ広場で大聖堂に対峙する市庁舎です。
右には旧王立病院、現在は5つ星のパラドール(ホテル)になっています。
白く輝くのは、大聖堂に付属する時計塔です。
大聖堂の見学を終え、また230km、一路ポルトガルのポルトに戻ります。
今晩の夕食はタコのリゾットとタラのフライでした。
写真が完全にボケていますが、迂闊にも、この時はカメラが壊れているとは思いませんでした。
泊ったホテルの朝の姿です。起床6時、朝食7時、8:40出発です。今日はポルトまで行きます。
北東145kmのトマールに行き、12世紀にテンプル騎士団が創ったキリスト教修道院を見学しました。
世界文化遺産です。鐘楼を持つ円堂です。修道院というより城塞のようです。
アラブ風のアーチの回廊があり、タイル(アズレージョ)が貼ってあるのもアラブ風です。
礼拝堂の中央祭壇です。
ジョアン3世の回廊です。
屋上テラスから見たマヌエル様式の建物、初めて見るポルトガルの世界遺産は中々のものでした。
今見てきたキリスト教修道院を見上げるレストランで昼食です。
昼食はポルトガル名物のバカリャウでした。塩漬け干ダラを戻し、千切りジャガイモと卵でとじています。
昼食後200km北上し、ポルトガルの語源となったポルトに行きました。サンフランシスコ教会です。
ポルトと言えばポートワイン、サンデマンの酒蔵を見学し、ポートワインを購入しました。
ドロウ川上流で作られたワインはこのような舟でポルトまで運ばれ、ポートワインにされたという。
ドロウ川には、1886年エッフェルの弟子によって作られたドン・ルイス1世橋がかかっています。
サン・ベント駅構内のアズレージョ(タイル)画。4つの壁面は大きなタイル画で埋まっています。
今夜のホテルHFトゥエラポルト 18時に到着
夕食はホテルでバイキング
旅行中、カメラが壊れてしまいまいた。ピントが合わなくなったのですが、既に兆候が現れています。
10:25 ルフトハンザLH-1172で、まずフランクフルトに向かいます。飛行機はA380-800でした。
出航後、1時間で飲み物がでました。当然ドイツビールを頼みました。
飛行ルートです。かなり北回りで、札幌まで北上しました。A380は初めてで、乗り心地は快適です。
メニューが配られ、12時半に昼食がでました。牛肉の有馬煮を選びました。何かきちんとしています。
シベリア?の雪山を飛行して行きます。窓の外は、一時夕方を迎え、また明るくなりました。
14:15 予定通りフランクフルトに到着しました。気温5℃、曇でした。今年は例年より暖かいそうです。
乗継が約7時間あるので、フランクフルトの街に出ることができました。旧市街のレーマー広場です。
レーマー広場には旧市庁舎があります。クリスマスツリーの飾りが残っていました。
大聖堂Kaiserdomです。15世紀のゴシック風建築で、塔の高さ95m、完成したのは1877年だそうです。
大聖堂の内部です。神聖ローマ帝国の皇帝の戴冠式が行われたようです。
また、ゲーテの生家が復元され、ゲーテミュージアムもあります。ゲーテハウスです。
フランクフルトに来たので、ソーセージを食べ、ビールをいただきました。5ユーロでおつりがきました。
21:00 いよいよポルトガルに向けて出発です。約3時間のフライトです。
飛行機から見たリスボンの夜景です。海と川があるようです。
予定通り23時にリスボンに到着し、荷物を受け取りホテルに向かいました。
今日のホテルVIP Gran Lisboaです。24:00 なんとか当日中に入室できました。
でも日本時間では翌朝の午前9時、乗継時間が長く、ちょっと疲労困憊気味のポルトガル入国でした。
Kazu